湿疹・皮膚炎
アトピー性皮膚炎
基本的には、ガイドラインに沿った治療になります。
悪化要因を調べるための検査もおこないます。乳児でも、腕から採血せず、指先から一滴とってのアレルギー検査が可能です。
重症なかたは、最近普及してきています、生物製剤やJAK阻害剤についてもおすすめすることがあります。
脂漏性湿疹
乳児：頭部に厚い痂皮様鱗屑を付着し、前額・眉毛部に黄白色痂皮を伴う紅色丘疹が集簇する。一過性であるが、持続する場合はアトピー性皮膚炎も念頭におく。
成人：頭部・顔面の脂漏部位に粃糠様鱗屑と紅斑を生じ、体幹に拡大して落屑性紅斑局面をきたすこともある。外用によく反応するが、慢性・再発性である。
＜治療＞
・ステロイド外用や抗真菌薬の外用（Malassezia属真菌の関与が言われている）。
・石鹸での洗顔、シャンプーでの洗髪。
・成人では、疲労・ストレス・暴飲暴食・睡眠不足に注意。
蕁麻疹
地図状、虫刺され様、こすれるとミミズ腫れに赤くなり、数時間で出たり消えたりします。
かゆみあり、ぴりぴりすると訴える人もいます。
治療は、アレルギー薬内服です。種々ありますので、眠気や効果みながら選択していきます。基本的には、出たら飲むのでななく、出ないように飲み続けます。1年以上続く方もみえます。稀に、アナフィラキシーになることもあるので、注意。